韓国に行くとコンビニと同じくらい目に付くのがドラッグストアです。
韓国全国で見ると大手のストアを合わせて800店舗ほどと数で見るとそこまで多くはないのですが、明洞やホンデといった繁華街には店舗が集中しているので、皆さんが観光で行くときなどはよく目にすることが多いかと思います。
代表的な店舗はオリーブヤング(OLIVE YOUNG)、ロブス(LOHB’s)、ララブラ(Lalavla:旧ワトソンズ)です。
これらの店舗には何か違いがあるのでしょうか?
今回は韓国留学生の筆者が、現地韓国から韓国ドラッグストアの客層や雰囲気、お得なお買い物の仕方などを分かりやすくご紹介します。
韓国ドラッグストアのここが素敵
「韓国コスメの路面店や専門店は沢山あるけど、ゆっくり見ることができないから苦手…」
という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
韓国の方はとっても商売上手!
特に明洞などの観光地に行けば、店員さんが日本語をしゃべってくれるのはほぼ当たり前になってきています。
分からないことも聞けますし、とても安心なのですが、、お店に入ったとたんにべったり張り付かれることも…^^;
もう少しゆっくり商品見たかった…ということもあるかもしれません。
しかしドラッグストアであれば、その心配は無用!
大きい店舗であれば店員さんがたくさんいらっしゃいますが、話しかけられることはまずありません。
「必要なときはおっしゃってくださいね~」
とスタッフの皆さんは言って回っていて、本当に必要な時に声をかければいろいろ答えてくださいます。
店舗でお目当ての商品が見つからない時などとても助かりますね! 😉
オリーブヤング、ロブス、ララブラ、雰囲気はどんな感じ?
韓国のドラッグストアでは外せない!オリーブヤング
まず店舗数も一番多く、人気が高いのがオリーブヤング(OLIVE YOUNG)です。
韓国コスメや化粧雑貨の品揃えは圧巻で、あの明洞にも大きな2階建ての店舗を構えており、連日人でにぎわっています。
お客さんの層を見てみると、海外の方が多い印象を受けます。
人気の秘密 ①
オリーブヤングは人気のある繁華街に大きくお店を構えているので、海外の旅行客が見つけやすいというのも理由の一つです。
大きな店舗であれば季節商品やその時期の人気商品がどーんと仕入れられており、若干海外向けに商品ラインナップがシフトしている感じがしますが、逆を言うと通常の大きさの店舗ではそこまで偏りなく、商品がまんべんなくそろっているイメージです。
人気の秘密 ②
もう一つのオリーブヤングの特徴は英語や日本語をしゃべれる店員さんが多いこと!
2か国語を喋れるスタッフを採用している、といううさわもあるほどオリーブヤングでは皆さんなにかしらの外国語を話せるようです。
もちろん日本語が堪能な方もいらっしゃいます。
ここも日本を始めとする海外の方に支持される一つのポイントかもしれませんね 😉
マート併設型も多い!ロブス(LOHB’s)
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オリーブヤングとは反対に、ちょっと庶民向けなイメージなのがロブス(LOHB’s)です。
というのもロブスはロッテ系列、そのためロッテマートなどに店舗が併設されていることが多いのです。
買い物ついでに~という感じでおばさま達が買い物をしていのもよく見かけます。
ロブスはあまりオリーブヤングのような単独の大型店舗はないのですが、このようにスーパーに併設されているので買い物ついでに立ち寄ることができとても便利です。
韓国にお越しの際は、ふらりと立ち寄ってみて下さい。
名前を変えてリニューアル!ララブラ(lalavla)
そして最近名前の変わったララブラ(Lalavla)
こちらも同じくオリーブヤングにおされているイメージでしたが、この2018年の3月にワトソンズからララブラに名称を変え、より一層、販売や広告に力を入れ始めています。
もともとが韓国企業ではなく海外系列ということもあってか、オリーブヤングやロブスでは見ることができない外資系の化粧品もちらちら見かけます。
『ワトソンズ』だった今までは、グリーンを基調とした店構えでドラッグストア色が強かったですが、ララブラになってからは看板に?ハートマークをつけるなどしてかなり外観が若向きになりました。
これからは取り扱うブランドを増やす予定とも言われているので、今後の展開にかなり期待が持てます。
こちらもほかのお店と同じく、お客さんは若い女性が多いのが特徴です。
韓国ドラッグストアの楽しみ方
それぞれにオリジナル商品が!その店単独の商品を狙おう
ドラッグストアで販売されているのはどこもある程度は同じなのですが、中にはそのお店でしか買えないオリジナル商品もあります。
例えばこのブランドはこのストアだけで取り扱っているとか、実はこのブランドはドラッグストアのプライベートブランド商品だとか、そういったものがちらほらあるのです。
『ココでしか買えないもの』って、なんて魅力的な言葉なのでしょうか(笑)
とくにそういった商品がセールになっている時など、私は嬉しくて思わずお店の中でニヤニヤしてしまいます。
親切なお店では商品の値札のところに「OLIVE YOUNG ONLY!」というように、この店舗限定!などと表記されていることもあります。
もし時間があるのであれば、そのドラッグストアの公式ホームページを見ると、「当店オンリー」「限定」などと商品に書かれているので、どの商品がオリジナルの商品なのかというのがすぐに分かります。
こうした商品は日本ではまず見かけることがないので、、お土産として買って帰っても相手に喜んでもらえること間違いなしです。
ぜひそのドラッグストアにしかないといった商品も狙ってみましょう。
その場で値引き!タックスリファウンドを利用しよう
ドラッグストアはコスメやマスクシートなどの美容品の宝庫!
気づけばあっという間に数千円になっていた、という方も多いのではないでしょうか?
そんな時に利用したいのがタックスリファンドです。
韓国では1つの店舗で3万ウォン以上の買い物をすると税金が返ってくるタックスリファンド制度があります。
昔からこの制度はあったのですが、その場で還付してもらえるわけではなく、空港の指定カウンターに出向いてちょっとした手続きをしなければなりませんでした。
しかし現在では制度が進化!
一部のお店ではその場で免税になり、割引された金額で支払いができるようになりました。
ただし、韓国全部の店舗ではありません。
明洞や東大門といった人気観光地のお店を中心に制度が広がりつつあります。
オレンジやブルーの「グローバルタックスフリー」の看板が目印
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だいたいストアの入り口のドアとかレジの前とかに看板が置いてあったりステッカーが貼ってあったりします。
3万ウォン以上の買い物の際には「タックスフリーできますか?」と聞いてみましょう。
その際にはパスポートを忘れずに!
あれ見たことあるような…? 日本の商品も買える?
韓国のドラッグストアでは実は日本の商品もいろいろと販売されています。
代表的なもので言えば、専科、ビオレのパーフェクトホイップ、ライオンの休足時間、ナチュリエのハトムギ化粧水などです。
(特に専科などは、大々的にTVコマーシャルも流れています)
こうした日本でも人気の商品は、実は韓国のドラッグストアや大型スーパーでもたくさん販売されています。
輸入品となるため若干値段は高めですが、もし韓国に旅行に来たとき普段使っているものを忘れてしまった!というときにはアイテムによっては韓国のドラッグストアでも購入できるかもしれません。
ちなみに流行に敏感なドラッグストアで取り扱われているということは、販売されている日本の商品は韓国でも人気があるということ!
もし韓国の方にお土産を買っていくというときには、こうしたドラッグストアで販売されているものを基準にして選ぶのもおすすめです。
大きな袋は有料、紙袋は無料でもらえます
日本でも最近になってかなり浸透してきたマイバッグですが、韓国ではマイバッグ文化が結構進んでいます。
スーパーやドラッグストアでは袋はほぼ有料です。
しかしドラッグストアは取っ手のない紙袋は無料でくれる店舗がほとんどです。
「袋、要りますか?」と聞いてもらえることもありますが、よっぽど大量でない限り紙袋やそのままで渡されることがほどんどですので、もし袋が必要な時には店員さんにお願いをしましょう。
まとめ
韓国のドラッグストアについて特徴や利用方法などをご紹介しました。
いろいろな商品がそろっているドラッグストアは、特にお目当てのものがなくても、つい、ふらっと引き寄せられてしまいます。
日本では見かけることのない商品もたくさんそろっていて見るだけでも楽しいので、韓国に行った際はぜひドラッグストアに立ち寄ってみてくださいね。
素敵なコスメや可愛い雑貨の新発見、間違いなしです。