深まる秋の風物詩、どんぐり。
そんなどんぐりが美味しく食べることが出来ると言うのをご存知ですか?→記事はこちら
最近では日本でも、どんぐりは健康自然食品として、その栄養価や効能が注目されてき始めました。
お隣り韓国では国民食の一つとも言われ、街を歩くとドングリ料理の専門店を見つけることも出来ます。
また、スーパーの豆腐売り場には必ずどんぐり寒天(どんぐりゼリー)が並び、子供の間食としても好まれ、食堂や居酒屋の定番メニューの一つでもあります。
おそらく世界で一番どんぐりを食する国は韓国ではないでしょうか?
そんな韓国のどんぐり料理の数々から、どんぐりの魅力に迫ってみようと思います。
驚きのどんぐりの栄養素
どんぐりの種類によって弱冠の差はありますが、栄養素として主に
- 炭水化物が6割
- 脂肪が2割
- タンパク質が6%
含まれています。
中でもビタミンCが多く、ビタミンB1、B2、B6やビタミンK、葉酸やミネラルを多く含む、超・自然派健康食品の一つなのです。
最近では、どんぐりの中に含まれる「アコニック酸」が体内の重金属などの有害物質を排除してくれるデトックス効果が注目され、隠れたスーパーフードとして人気を集めています。
どんぐりのタンニン
またドングリの成分で1~5%ほどをしめるタンニンですが、多くはアク抜きの過程で除去されます。
しかし残った適度な量のタンニンは毛細血管を丈夫にする働きがあり、胃腸の弱い人の胃の粘膜を保護する働きがるため、下痢止めの効果が高い事で有名です。
韓国の『東医宝鑑』では、
頻尿や不規則な便意に悩む人、水分代謝が悪く身体がむくみがちな人はドングリ寒天(どんぐりゼリー)を食べると良い
と記されています。
また、栄養価が高く、低カロリーで腹持ちがいいために韓国では身近なダイエット食品としても人気ですし、成人病予防にも効果的だと言うことで更に注目度が高まっています。
しかし、過度な摂取は便秘を引き起こすこともあるので食べ過ぎには注意です。
普段の間食や盆正月の名節料理、宮廷料理から食堂や居酒屋のメニューにも頻繁に顔を出す数々のどんぐり料理が、韓国女性のスラリとした脚やお肌の美しさの秘訣かもしれませんね 😉
第3位 どんぐり寒天(ゼリー)(トトリムッ)
大人も子供も大好き。韓国で最も食される韓国三大B級グルメの一つは何と言っても『どんぐり寒天(どんぐりゼリー)』です。
食感は、弾力のあるババロアがもっとモチモチになった感じの食感ですが、味の方は何とも日本人には全く馴染みのない、穂のかな苦味のある淡白な味です。
しかし、サンチュや人参、きゅうりやネギ、パプリカなどの野菜と合わせニンニク醤油の薬味で和えると、サラダとしておやつとして、時にはおつまみとしても人気の一品料理に変身します。
モッチリとした食感に低カロリー(100gあたり40cal程度)。
加えて腹持ちがいいので、韓流スターのダイエットにもよく登場しています。
第2位 どんぐり麺(トトリミョン)
「麺」と言っても様々な種類があり、
- 蕎麦粉と混ぜた『どんぐり蕎麦』
- 小麦粉と混ぜた『ドングリうどん』
- 辛い薬味で味付けした『どんぐりビビン麺』
などがあります。
癖がなく、穂のかな香ばしさを感じる美味しい麺料理です。
主にどんぐり料理専門店で食べることが出来ます。
第1位 どんぐりチヂミ (トトリジョン)
日本でもおなじみのチヂミ。
数ある韓国料理の中でも、特に日本人の口に合う味ではないでしょうか?
小麦粉の分量のうち、1割から4割程をどんぐり粉にしたものです。
濃い茶色のチヂミですが、どんぐり粉のデンプンが生地をモッチモチにしてくれて、食べごたえのあるとても美味しい一品です。
まとめ
最近はどんぐり粉も通販で手軽に手に入るようになりました。→[草野] ドトリムック粉 (400g)
どんぐり寒天(ゼリー)も水に溶かして火にかけるだけでご家庭で簡単に作れます。
あとは薬味(ヤンニョム)を加え、野菜と和えるだけ。
チヂミやお好み焼きの中に混ぜても美味しいですよ。
醤油 大さじ4
砂糖 大さじ1
ごま油 大さじ1/2
すりおろしニンニク 大さじ1/2
すりゴマ 小さじ2
刻みネギ 大さじ1
唐辛子 お好みで少々
酢 お好みで少々
↑ 材料を全部混ぜ合わせるだけです。
簡単~!
このヤンニョムはどんぐり寒天は勿論、チヂミや餃子にも使えます。
冷蔵庫でも2週間は軽く日持ちしますので、今夜のいつものおかずを韓国風にしてみてはいかがでしょう?