「クレヨンしんちゃんとかドラえもんってさ、映画版になると深くない?」
こう熱く語ったのは誰だと思います?
そう、何を隠そう、あの今をときめくイケメン俳優、松坂桃李さんなんです!
CX系「ボクらの時代」で、菅田将暉さんと大賀さんとのトークショーでの一コマでした。
一昔前までは、「子供に見せたくない番組ランキング」へ連続ベスト3入りを果たしていたクレヨンしんちゃんですが、数年前から発表されなくなったところを見ると、日本PTA全国協議会の父兄の皆様ももしかしたら見られたのでしょうか?
劇場版クレヨンしんちゃん(^q^)
友情や家族愛、信じる心、難事にも勇敢に立ち向かう強い心。
子供だけでなく大人も泣かせる『しんちゃん映画のおすすめベスト5』を、我が息子の号泣度合いを含めて(^o^;ランキング付けしていきたいと思います。
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第5位 嵐を呼ぶジャングル
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南の島に捉えられた大人達とカスカベ防衛隊の子供達。
彼らを救うために、冷酷非情の悪のボス・パラダイスキングに立ち向かうアクション仮面役の郷剛太郎。
ビームも出ないし空も飛べない、生身の人間である彼が、子供達の声援に応える為、ボコボコにされながらも圧倒的な強さのパラダイスキングに何度も立ち向かう勇姿に感動します。
「正義は勝つ」「ヒーローは絶対に負けない」
そう信じて疑わない純粋だった子供心を思い起こさせるシーンでしょう。
涙を浮かべてアクション仮面に必至に声援をおくるしんちゃんと同じ表情で、スクリーンの中のアクション仮面に声援を送っていた息子の横顔は忘れられません。
それでいて、前半はテンポの良いギャグと小ネタが満載で爆笑し、今作のゲストである小林幸子にもまた持っていかれます(笑)
圧巻の集団ケツだけ歩きは一見の価値あり
第4位 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大決戦
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こちらの映画は、この年の数々の賞を総なめにした、映画クレヨンしんちゃんの中でも泣ける名作の内の代表作です。
一言で言うなら、戦国の世の切なくも儚い悲恋の物語であり、その時代にタイムスリップした野原一家が繰り広げる壮大なスケールの時代劇です。
そしてクレヨンしんちゃん映画史上、初めて「死」を題材に使った作品でもあります。
一見すると、「しんちゃんが主役じゃ無いんじゃ?感」があるので賛否両論も有りますが、それを差し引いても、序盤から天正二年にタイムスリップした行方不明のしんちゃんを必至に探す野原一家の家族愛、クロサワ映画を彷彿とさせるような(←大げさか?^^;)リアルな殺陣シーンや歴史通をも唸らせる、綿密に計算された正確な時代考証に沢山の大人たちをも惹きつけられるでしょう。
そして、下級武士・井尻又兵衛(またべえ)と簾姫(れんひめ)との切ない切ないラブストーリーに、ラスト15分は涙腺崩壊、号泣必至。
冒頭に張り巡らされた伏線の数々を、きっちり回収していく展開にも舌を巻きます。
小さな子供達にとっては、時代劇用語が多少難しく、重くシリアスなストーリーかもしれませんが、クレヨンしんちゃんならではのギャグも散りばめられているので、暗くなりすぎず随所で大笑いできます。
最初は人の「死」に対してピンとこなかった5歳児しんちゃん。
戦国の世を生き「命の尊さ」を知り、成長していく様を見ながら、しんちゃんと一緒に私達大人も子供も成長できる秀逸の一作品です。
第3位 嵐を呼ぶ モーレツ!大人帝国の逆襲
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大人目線で言うならば、泣ける作品第一位はこの「オトナ帝国」かも。
1970~80年代の世相やカルチャーが散りばめられていて、アラフィフの大人達は懐かしさに浸ること間違いなし。
しかし、「過ぎ去った過去を懐かしみ、すがり付いてはいけない」「”今”を生きる」そして「未来を担う子供達をしっかり育てていく事の重要さ」を訴えるメッセージ性は、今の疲れた大人達の心にズシンと響きます。
しんのすけの呼びかけで洗脳が解ける父ヒロシの回想シーンでは、私自身の人生と重ね合わせてしまい、涙が止まりませんでした。
「おらは未来を生きたい!」
と強い心を持って、オトナ帝国で大人達を洗脳する首謀者に立ち向かうしんちゃんが、転んで膝を擦りむいて、頭を打っても立ち上がる。
鼻血も出て転ぶ度に傷が増えていくのに、それでもまた立ち上がって一心不乱に階段を駆け上って行くシーンは子供と一緒に号泣しました。
「(付き添いで見た)大人達を泣かせる子供映画」と言わしめた、完成度の高い感動の作品です。
第2位 ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん
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「父親とは何か」「家族とは何か」
この、家族愛を問うテーマに大人も子供も胸を打たれる作品です。
昭和から平成へと移り変わり、昨今の父親達から失われた威厳や父権を取り戻そうとする「父ゆれ同盟」に、現在の日本の家庭問題の裏を小憎らしく風刺しています。
しかしながらその中で息づく普遍的なもの。
親が子を想う気持ちや自己犠牲に、一緒に見た親達(特にお父さん方)は涙し、子供達は、家族を守るために闘うロボとーちゃんや、父ヒロシの男気に感動します。
おそらく、子供と大人で感動するポイントは違うでしょうね。
見終わった後の息子は、
「ロ、ロボっ、ロボとーちゃんがあぁぁ・・・・(。>﹏<。)」
と、嗚咽しながらしばらく泣き続けました。
感動と言うよりは、ロボとーちゃんに感情を移入した切ない涙だったように思います。
第1位 ヘンダーランドの大冒険
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うわ。
調べてみたらこれは1996年上映作品でなんと今から20年前の作品なんですよ。
なのにこうして、20年後の子供達をもワクワクのファンタジーの世界に惹きこむ、色褪せない「これぞ ザ・クレヨンしんちゃん」という楽しさが詰まりに詰まった作品だと思います。
序盤から中盤にかけては弱冠ホラー的な要素があるために、ちょっと怖がりなお子さんには観覧要注意ですが、(うちの長男も、ホラーなシーンはビビりまくって私の背中に隠れていました)後半に向けて、怒涛のお笑いパワーが炸裂していきます。
世界征服を目論むヘンダーランドのオカマ魔女・マカオとジョマに、最初は怖がっていたしんちゃんが、連れ去られた父ヒロシと母みさえを救うために勇気を振り絞って二人に闘いに臨みます。
途中、しんのすけにとっての三大ヒーロー、アクション仮面とブリブリざえもん、カンタムロボが魔法のトランプから助っ人として闘うシーンは最高です。
涙が流れる映画では無いとは思うのですが、家族を想い、強く成長していくしんちゃんの姿に胸が熱くなり、笑いと感動、喜びと恐怖まで、あらゆる感情が湧き出るメリハリの聞いたファンタジーエンターテイメントだと感じました!
よって、子供目線評価での総合第一位はこちら、「ヘンダーランドの大冒険」とさせていただきます 😉
まとめ
5位からでは足りない、秀作揃いの映画クレヨンしんちゃんです。
基本、ギャグとお笑いがベースですが、その中に色々なメッセージ性の高いものが多く、胸にぐっときます。
ここに挙げた作品は、子供も大人も共感し、感動できる内容のものばかりですので、是非、お子さんと共に泣いて笑って楽しんで観てみてください。