「ん?このブツブツは何だ?」
お風呂で娘の顔を洗ってあげていると、目の周りにニキビのような小さなブツブツを5粒ほど発見。
まさかニキビじゃないよね~、保育園生だし(笑)と、深く気にも留めず、すぐに治るだろうと高をくくっていました。
ところが、数日後には・・・
明らかに増えている!(;゚Д゚)
しかも、ブツブツが・・・
活き活きと大きくなっている!((;゚Д゚)
子育ての先輩ママ友により、それが夏場に幼児間で流行する5大感染症の一つ「水いぼ」であることがすぐ判明しました。
愛くるしい我が娘の顔面を凌駕する白いツブツブの水いぼ…
そして、兄への感染…
~これは、5才・保育園女児とその母親の、水いぼ攻略と壊滅に向けての壮絶な闘いの物語である~
顔や目の周りの水いぼ治療5選
イソジン軟膏
「え?なんであのうがい薬が?」と思われる方が大多数であると思うのですが、イソジンにはうがい用の他に、キズ薬と軟膏があります。
少し前に、小学生の姪っ子がこれですっかり治ったと聞いたので、早速試してみることに。
うちの娘の水いぼは、顔面のみ。
しかも目の周りに集中していました。
上瞼、下瞼、そして目頭、目尻にまで(T_T)。
イソジンはキズ薬も軟膏も、ヨウ素独特の色と香りがあります。
娘が起きている間に塗ると、目をこすったりしてしまうおそれがあると思い、塗布は娘が寝入ってからにすることにしました。
まず最初に、イソジンきず薬を綿棒に含ませてチョンチョンと水いぼに塗って消毒していきます。
乾いたら、またその上からイソジン軟膏を塗っていきました。
顔中がイソジンの黃色い斑点だらけの娘が熟睡している姿は、夜中に見るとちょっと笑えました。
しかし朝は悲劇です。
布団に枕にシーツ。
あらゆる寝具に黄色のイソジン色が付着。。。
しかし落ちにくそうなこのヨウ素の色も、普通に洗濯機で洗濯すると綺麗に落ちました。
ご安心あれ。
そしてイソジン治療を4日間続けて行ってみたところ・・・
娘の水いぼ、勢い 衰えず ( ̄‥ ̄)
しかし、水いぼがひどくなる(増える)原因は、掻き壊した際にイボの芯に含まれるウイルスが、周辺に付着して感染増殖していくためですが、絶えず殺菌されていたために増えることはなかったようです。
姪っ子はこれで綺麗に治っていましたので、「水いぼ自宅治療の2トップ」とされるイソジンの効果は、人それぞれ個人差があるように思います。
重要追記
その後、またもや娘に水いぼが再発し、再びイソジンで治療を試みたところ、なんと完治しました!私は効かない塗り方をしていたようです。
そのイソジンで完治した時の体験記はこちらです ↓
木酢液
次に試したのが、木酢液です。
強力な殺菌作用で水いぼウイルスも撃退してくれそうだと早速購入しました。
イソジンと同じく、娘が寝静まってからいそいそと顔面に塗布する方法です。
娘に塗布して2日目の夜、おもむろに、隣でお腹を出して寝ていた長男を見ると
・・・感染ってる( ̄□ ̄;)
横腹辺りに明らかに水いぼと思われる数粒のブツブツ・・・
私は娘と同じく、長男の腹部にも木酢液を脱脂綿に含ませて塗布することにしました。
3日後、長男の腹部の水いぼは、赤みが減り、干からびたようになっていて治ってきているようです。
しかし娘の顔面の水いぼはと言うと・・・これまた20粒位から増えてはいませんが、そこまで劇的に効いている感じではありませんでした。
そうこうしている間に、保育園のプール開きの日が刻々と迫ってきています。
なので娘の方は自宅治療は諦めて、皮膚科を受診することに。。。
一方の長男の水いぼは2週間もすると、木酢液パワーで綺麗に完治しました。
こちらの木酢液は、水いぼの数が少なかったり、治療期間に腰を据えられる場合には良好かと思います。
硝酸銀
こちらは小さな水いぼが広範囲にわたって出来てしまった場合に有効な治療法です。
硝酸銀ペーストをチョンチョンと水いぼに塗布していくわけですが、ちょっと痛痒い程度らしいです。
すぐに黒く変色し、数日でかさぶたのようにポロリと剥がれ落ちて治っていきますが、一週間に数度の通院が必要です。
この治療法は要注意事項があり、硝酸銀ペーストが水いぼ以外の皮膚に付着してしまうと、火傷のようにただれてしまうことがあるそうです。
なので、顔以外の水いぼ、また、治療中はじっとしていられる小学生以上に向いた治療法だと思います。
液体窒素
これは私が体験したのですが、下瞼に2ミリほどの脂漏性角化症(いわゆる老人性いぼ^^;)が出来た時に液体窒素で治療しました。
液体窒素は-196℃。
モクモクと冷気の煙がたつ試験管を看護婦さんが持ってきて、先生がおもむろにピンセット(綿棒?)をその試験管に入れます。
そして瞬時に凍ったそのピンセットの先をイボに押し付けて、イボを焼いて壊死させる訳ですが、、
これが 痛いのなんのって! 😥
当日は赤く腫れますが、日が経つに連れ、黒いかさぶたのようになって数日後にはポロリと取れます。
そして何度かの通院が必要です。
私は傷跡は全く残らず、綺麗に完治しましたが、水いぼ治療も同じくチクチク痛いそうです。
なので我が娘の治療は、考えた末に、ピンセット治療を選択することにしました。
ピンセット
これは水いぼの芯にあるウイルス部分をピンセットでつまんで摘除していく治療法です。
メモ
家庭でもピンセットでの処置は可能かと思いますが、つまんだ際にイボが破裂して、内包したウイルスが他の皮膚につくと、あれよあれよと増加繁殖していくので、こちらの治療方法もやはり皮膚科での治療をオススメします。
ピンセット摘除も勿論、つまむ度に痛みが生じます。
ですので、ペンレステープと言う麻酔シールを小さく切って水いぼの一つ一つに貼っていきます。
テープとはいえ麻酔な訳ですから、娘の顔の水いぼは、目の際(下瞼、上瞼、目尻、目頭)なのでとても心配でした。
しかし先生の説明によると、一度の治療での使用量はペンレステープ2枚分(水いぼ30個程度)までなので、心配は要らないとのこと。
そうして、目頭に入り込んでいた水イボと、上瞼、下瞼の水いぼの合計3粒にはさすがにテープは貼れず、その3粒を除いた全ての水いぼに、5ミリ四方くらいのペンレステープを貼り1時間待ちました。
それから処置室へ通され、横たわった子供の顔の水いぼを先生が軽快にピンセットでつまみ始めます。
施術前は怖がっていた娘でしたが、麻酔がよく効いていたのか、先の丸いピンセットで摘みとっている間はほとんど痛くなかったようでした。
心配していた目頭の水いぼまで、軽快にピンセットで除去してもらえ、施術が終わり起き上がった娘は
「おかあさん、あたしがんばったよ。いたくなかったよ」
と健気に微笑みました。
でも 顔中 血まみれだったんですけどね・・・(; ̄ー ̄A
20分後くらいに麻酔が切れたらしく少し痛がりましたが、出血はすぐ止まり、3日もするとかさぶたも全く目立たなくなりました。
それから1週間も過ぎると、跡形もなく綺麗に完治しました。
感想としては、「こんなに簡単で綺麗に治るんだったら、早くピンセットで取ってもらっていたら良かったなあ」と言うところです。
まとめ
うちの子供達は、比較的水いぼの量が多くない時に治すことが出来ましたが、病院の治療方針はそれぞれ違ったりして、小児科の先生等は自然治癒を推進するところも多いようです。
しかし私は、治る前に保育園のお友達に伝染してしまったり、掻きこわしてしまって酷くなったりするのを避けたいと思い、最後はピンセット治療を選びました。
特にうちの娘の水いぼは、薬が塗れない目の周り(目頭、目尻や上まぶた、下まぶた)に集中していたので、そこには麻酔であるペンレステープを貼らずに、一気にピンセットで摘除する方法で良かったと思っています。
水いぼ治療は、お子さん一人一人、体質やいぼの量、大きさやお肌の状態、また、治療中じっとできるかどうか等、事情は様々だと思いますので、親御さん達それを考慮して、病院での治療を希望されるのであれば、しっかり治療方法を確認し納得してから臨まれた良いと思います。
みんな、早く良くなるといいですね!